細菌・ウイルスについてのお話

細菌性胃腸炎(食中毒)カンピロバクター 感染症

カンピロバクター感染症の主な症状

主な症状としては、腹痛、下痢や嘔吐、発熱が起こります。初期症状は風邪と同様なので間違われることもあります。
これらの症状の他に頭痛、めまい、倦怠感などが起こる場合もあります。
特に下痢は、日に10回を超える場合もあり、それが1~3日間続きます。

流行する時期っていつ?

例年5~7月と10月前後に発生が多くなります。

感染経路はどこから?

汚染された食品が原因となる「食中毒」による感染経路と、感染者やペットのふん便が原因となる「感染症」の経路があります。
カンピロバクターはウシやブタなどの家畜や鶏などの家禽の腸管に生息しており、鶏肉から感染することが最も多いと言われています。

予防方法

感染経路となる「食中毒」や感染者との接触を予防することが対策です。
食品は冷蔵保存し、鮮度の良いものを摂取・加熱処理を心がけましょう。また、調理器具や容器についてもよく消毒を行ってから使用することが大切です。
特に生肉を扱った後は、手洗いや手指消毒をしてから他の食品を扱うようにしましょう。

感染の疑いがある方やペットと接触する際は、手洗い・消毒をこまめに行い、感染予防対策を行うことも大切です。