細菌・ウイルスについてのお話

感染症新型インフルエンザ

新型インフルエンザの主な症状

主な症状は38℃以上の発熱やのどの痛みや咳を始めとした呼吸器症状が現れます。また、吐き気や下痢といった胃腸の症状を訴える方も一部におられます。これは季節性インフルエンザと少し違う点だと考えられます。多くの方は、かかっても数日間で軽症のまま回復しています。
ただし、一部の方で重症化することがあるので注意が必要です。とくに、糖尿病やぜん息などの持病がある方や妊婦、幼児や高齢者は、重症化する可能性がその他の方々に比べて高いです。

流行する時期っていつ?

通常のインフルエンザと異なり、新型インフルエンザの流行時期は不明です。空気が乾燥する冬期だけに留まらず、通年で流行する可能性があります。

感染経路はどこから?

飛沫感染と接触感染の 2 種類です。
飛沫感染とは…感染者の咳やくしゃみによって飛び散った飛沫(ウイルスの粒子)を鼻や口などの粘膜から吸い込んで感染する感 染経路です。飛沫を吸い込んでしまう最大の範囲は2メートルであり、これ以上の距離を空けていれば感染しないと言われています。
接触感染とは…感染者による飛沫に手で接触し、その状態で目・鼻・口などの粘膜に触れると感染する感染経路です。ドアノブや つり革、スイッチなど不特定多数の人が手を触れる箇所には十分に注意し、除菌をしていない状態で粘膜に触るのは控えましょう。

予防方法

既存のインフルエンザワクチンでは効果がないため、新型インフルエンザ予防に対応した新型インフルエンザワクチンを接種する必要があります。
また外出時のマスクの着用、手洗い・除菌を徹底することが感染対策となっています。